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セラミック治療

セラミック治療で後悔することはある?原因と失敗例から考える対策

白く美しい見た目と高い耐久性を持つセラミック治療は、審美性と機能性を兼ね備えた被せものとして、様々な患者さんに選ばれやすい治療法です。しかし、中には「治療したのに期待と違った」と感じるケースもあるようです。その背景には、治療に対する誤解や十分な説明不足、さらには技術的な課題が潜んでいることがあります。今回は、セラミック治療で後悔してしまう主な原因や実際に起きた失敗例を取り上げ、それらを踏まえた後悔しないための対策について解説します。

1. セラミック治療で後悔する主な原因とは

セラミック治療は歯を美しく整える手段として知られていますが、中には治療後に後悔してしまう方もいます。その多くは、事前の理解不足や歯科医師とのコミュニケーション不足が原因となっていることがあります。以下では、セラミック治療で後悔する主な原因について解説します。

①見た目の仕上がりに不満がある

希望していた色や形にならず、「不自然」「周囲の歯と合っていない」と感じてしまうケースがあります。特に前歯など目立つ部位の場合、わずかな違いでも気になることがあります。

➁噛み合わせに違和感が生じる

セラミックの詰め物や被せ物が、他の歯と適切に噛み合っていない場合、違和感や顎の疲れ、さらには痛みを感じることがあります。長期的には顎関節に悪影響を及ぼす可能性もあります。

➂費用に見合った効果を実感できない

自費診療のため高額になることが多く、仕上がりや耐久性に納得できないと「お金をかけた意味がなかった」と感じる原因になる場合があります。

④予想よりも早くトラブルが起きた

人によっては、セラミックが欠けたり外れたりといったトラブルが数年以内に発生することもあり、思っていたよりも長持ちしなかったと感じる場合もあります。

⑤歯の削りすぎによる後悔

セラミックを装着するために健康な歯を大きく削る必要があることを、治療後に知ってショックを受けるケースもあるでしょう。

セラミック治療で後悔しないためには、見た目や機能面だけでなく、治療に伴うリスクや限界についても理解しておくことが大切です。事前に歯科医師と丁寧に相談を重ね、自分にとって納得のいく選択ができるよう準備しておきましょう。

 
 

2. セラミック治療の失敗例とは?

後悔の背景には具体的な失敗例があることも少なくありません。実際にどのようなケースがあるのかを知ることは、治療前の心構えに役立つでしょう。以下では、セラミック治療の失敗例について解説します。

①セラミックがすぐに割れた・欠けた

強い衝撃や噛み合わせの不具合が原因で、治療からわずか数ヶ月で割れてしまうことがあります。これは素材の選び方や設計、噛み合わせの強さの問題による可能性が考えられます。

➁色が合っておらず目立つ

隣接する歯と明らかに色味が異なると、セラミック部分だけが浮いて見えるケースがあります。色合わせが適切でないと、見た目の違和感が強まり、満足度が下がってしまうことがあります。

③セラミックの下でむし歯が再発

土台となる歯のケアが不十分だと、詰め物や被せ物の下でむし歯が進行する可能性があります。この場合、セラミックを外して再治療が必要になることもあります。

④発音や咀嚼に違和感を感じる

特に前歯の形状や厚みが天然歯と異なると、発音しづらくなったり食事がしづらくなることがあります。

セラミック治療の失敗例は、設計や技術の問題だけでなく、患者さん自身の理解や準備不足が関係することもあります。
事前に歯科医師と十分に話し合うことが成功への鍵となるでしょう。

 
 

3. セラミック治療で後悔しないための対策

セラミック治療で後悔しないためには、治療前の準備が何より大切です。以下のポイントを押さえることで、満足できる治療結果に近づくでしょう。

①治療前のカウンセリングを丁寧に受ける

希望する色や形、仕上がりのイメージを歯科医師に明確に伝えましょう。模型やシミュレーションを用いて仕上がりを確認できる場合は、活用することも大切です。

➁治療方法とリスクをしっかり理解する

セラミック治療では、「歯を削る量が多い」「割れたり欠けたりする可能性がある」などのリスクも伴います。これらを正しく理解し、納得した上で治療に臨むことが重要です。

➂適切な素材を選ぶ

セラミックにはさまざまな種類があります。強度重視ならジルコニア、自然な見た目を重視するならオールセラミックなど、自分の目的に合った素材を選びましょう。

④噛み合わせや咬合力の診断を受ける

歯ぎしりや食いしばりがあるとセラミックに負担がかかり、破損のリスクが高まることがあります。必要に応じてナイトガードの使用などを検討したり、より割れづらい金合金(ゴールド)などへの素材の変更も視野に入れましょう。

⑤定期的なメンテナンスを受ける

治療後も定期的な通院でメンテナンスを受けることで、トラブルの早期発見と対処につながるでしょう。

これらを意識して準備を進めることで、より満足度の高いセラミック治療を目指せるでしょう。

 
 

4. 大宮の歯医者大宮マルイPremiumデンタルクリニックのセラミック治療

大宮マルイPremiumデンタルクリニックでは、見た目の美しさはもちろん、金属アレルギーやむし歯の再発リスクにも配慮したセラミック治療を提供しています。
従来の銀歯や金属を使った治療では、金属アレルギーや見た目の違和感が生じる事があります。
当院では、身体へのやさしさと機能美の両立を目指し、金属を一切使わない“メタルフリー”のセラミック治療をご用意しています。
お悩みやご希望に合わせて、複数の素材から最適なものをご提案いたします。

≪オールセラミック≫

透明感と自然な白さが特長。変色や汚れが付きにくく、美しさが長く続くことが期待できます。
※まれに割れる事があります。

≪ジルコニア≫

人工ダイヤモンド(キュービックジルコニア)にも使われる強度と耐久性があります。強い力がかかる奥歯にも使用出来ます。
※見た目の自然さはセラミックに劣る場合がありますが、表面にセラミックを盛ることで強さと見た目を両立させる材料もあります。

当院のセラミック治療のこだわり

大宮マルイPremiumデンタルクリニックでは、「歯を守る」ことを最優先に考え、かぶせ物や詰め物の製作時も歯の削除量は最小限にすることを心がけています。

▼セラミック治療の詳細はこちら

むし歯治療

 
 

まとめ

セラミック治療は、美しさと機能性を兼ね備えた治療法です。しかし、治療を検討する際には、単に「歯を白くする」という表面的なことだけでなく、使用する素材や考えられるリスクについて十分に理解していないと後悔につながることもあります。事前に正しい知識を持ち、自分に合った選択をすることが大切です。

大宮周辺でセラミック治療についてお悩みの方は、大宮マルイPremiumデンタルクリニックまでお問い合わせください。

 

監修:鈴木 慧


略歴:
2010年 奥羽大学歯学部卒業
2010〜2011 年 奥羽大学附属病院にて臨床研修
2011〜2022年 東北地方の複数の歯科医院にて勤務
2023年 奥州Premium MT歯科・矯正歯科 院長就任

所属学会:
特定非営利活動法人 日本顎咬合学会 会員
スタディーグループ いいづな総合歯学研究会(ITDC) 所属
宮下矯正研究会 ドミサイル研究会 所属

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