マイクロスコープとは歯科顕微鏡のことで、患部を拡大して、より詳細を確認しやすくするための装置です。歯科治療は非常に細かい世界ですので、肉眼に頼って治療することは治療の精度を落とすことにつながります。
この装置を使うことで、歯の余分なところを削らずに済んだり、神経治療後の再発率の低減、治療時の痛みの抑制などが可能になります。
導入しているマイクロスコープはドイツのカールツァイス社製のOPMI pico with MORA です。世界トップクラスの精度を誇る優れた顕微鏡です。これまでのミラー像として見るのではなく、直視像で見ることができるので治療精度が飛躍的に向上しています。
肉眼での治療の場合、細部まで確認ができず詰め物や被せ物をした際に少し隙間が残ったりすることがあります。マイクロスコープを利用する事で、拡大された患部を直視できるため、より正確な治療を実現しより綺麗な仕上がりも可能となり、良好な経過を得やすくなります。
細部を確認できるため、迅速で正確な診査・診断ができ、迷いやミスの少ない治療を行いやすくなります。
マイクロスコープを用いる事で無駄な歯を削ることが無くなるため、歯を削る際に健康な部分と虫歯の部分の境をよく見る事が出来て、健康な歯を削ることがないので、肉眼治療に比べて痛みも少なく早期回復も可能となります。
マイクロスコープにはカメラが内蔵されているので、映像として記録する事が可能です。そこには、肉眼では決して見ることのできない世界が広がっています。リアルタイムにその世界を体験することができますし、録画した映像を診療後に見ることも可能です。従来、手鏡などを見て行ってきた診療内容の説明を、拡大像の写真や動画を使って聞くことができます。